TransferNow vs HexaTransfer 機能比較
TransferNowとHexaTransferを、ファイル上限、暗号化、プライバシーポリシー、速度、料金プランの観点から横並びで比較します。
TransferNowは無料で最大5 GB、有料で最大250 GBを提供するフランス発のファイル転送サービスです。一方のHexaTransferは無料で10 GB、ブラウザ内でのAES-256-GCMエンドツーエンド暗号化、アカウント不要という設計を採用しています。暗号化モデル、メタデータ収集量、転送サイズの三点で両サービスは明確に分かれます。
無料プランを直接比較する
TransferNowの無料プランは1転送あたり5 GB、保持期間7日間で、リンク共有またはサービス経由のメール配信が使えます。ダウンロードページには広告が表示されます。
HexaTransferの無料プランは1転送あたり10 GB、同じく7日間保持のリンク共有方式です。アカウント不要、広告なし。Lightroomのウェディング書き出しや4K映像プロジェクト一式がアーカイブ分割なしに収まるのは、10 GBという余裕があってこそです。
暗号化モデルの違い
TransferNowはTLS 1.3によるトランスポート暗号化を採用し、サーバー側でAES-256による保管時暗号化を管理しています。プロバイダーが鍵を保持するため、技術的にはサービス側が復号できる状態です。非機密情報の送信には十分ですが、エンドツーエンド暗号化ではありません。
HexaTransferはWebCrypto APIを使ってブラウザ内でAES-256-GCMにより暗号化します。復号鍵はURLフラグメントに格納され、サーバーには到達しません。サーバーが保管するのは暗号文のみです。召喚令状に対しても暗号文しか提出できない構造は、個人情報保護法(APPI)の安全管理措置要件や、GDPRの第32条要件において有利です。
機能比較表
| 項目 | TransferNow 無料 | TransferNow Premium | HexaTransfer | |---|---|---|---| | 最大サイズ | 5 GB | 250 GB | 10 GB | | エンドツーエンド暗号化 | なし | なし | あり(AES-256-GCM)| | アカウント | 不要 | 必要 | 不要 | | メール配信 | あり | あり+追跡 | なし | | パスワード保護 | あり | あり | あり | | ダウンロードページ広告 | あり | なし | なし | | 保持期間 | 7日 | 最大365日 | 7日 | | 価格 | 無料 | 月額9〜29ユーロ | 無料 | | 管轄 | フランス(EU) | フランス(EU) | EU |
ファイルサイズ上限の実態
動画制作で定常的に50〜200 GBを送るなら、TransferNow Premiumの250 GB上限は実際に価値があります。ウェディングビデオグラファー、ポスプロ会社、マーケティングキャンペーン素材を納品するエージェンシーが対象です。
10 GB以下の場合、サイズ優位は消えます。法律書類、医療画像、設計図面、写真の検証画像はほとんどが1転送10 GB以内に収まります。HexaTransferの無料枠でこの範囲はカバーできます。
メール配信とプライバシーのトレードオフ
TransferNowのメール配信機能は利便性と引き換えにメタデータを蓄積します。送信者メール、受信者メール、ファイル名、ファイルサイズ、タイムスタンプ、受信時IPアドレスがサービス側に集積されます。ファイル本体が無害でも、このメタデータグラフは個人情報として意味を持ちます。
HexaTransferはリンク方式のみで、メールアドレスも受信者追跡もありません。個人情報保護委員会(PPC)が推奨する収集最小化の原則に沿った設計です。ジャーナリストが取材源に書類を送る場合や、弁護士が特権的資料を送る場合など、メタデータの最小化が重要な場面ではHexaTransferの設計が適しています。
料金比較
TransferNow Premiumは月額9ユーロ(50 GB)、19ユーロ(150 GB)、29ユーロ(250 GB)で、ブランド転送ページ、配信追跡、最長1年の保持期間が含まれます。年払いで約20%割引になります。
HexaTransferの無料プランは10 GBをカバーします。10 GBを超える送信やSSO・監査ログが必要な企業向けには、Tresorit Sendやセルフホスト型の選択肢が適切です。
速度とインフラ
両サービスともEUインフラで運用されています。実用的な転送速度はエンドポイントの帯域に依存するため、100 Mbps光回線での5 GB転送は約7分と、どちらのサービスでも大差はありません。HexaTransferのクライアント側暗号化は中程度のハードウェアで5 GBあたり10〜30秒の処理時間を追加しますが、体感できるのは大容量ファイルの場合に限られます。
どちらを選ぶか
TransferNowが向いているのは、10 GBを超える大容量送信が必要な場合、メール配信追跡を業務フローに組み込んでいる場合、またはブランド入り転送ページが必要な場合です。HexaTransferが向いているのは、エンドツーエンド暗号化が必須の場合、メタデータ露出を抑えたい場合、または10 GB以内でアカウント不要の簡便さを優先する場合です。
両者を使い分けるユーザーも多くいます。機密性の高い送信はHexaTransfer、大容量が必要なときは別のサービスという組み合わせです。エンドツーエンド暗号化のデフォルトを試すなら https://hexatransfer.com へ。無料、アカウント不要、最大10 GB。
エンドツーエンド暗号化で大容量ファイルを安全に送信
エンドツーエンド暗号化で最大10GBのファイルを無料で転送。アカウント不要。ファイルはアップロード前にブラウザで暗号化されるため、他の誰にも読まれません。
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